2020年9月6日、衝撃的なニュースが飛び込んできました。
「俳優の宮内淳さんが直腸癌で8月14日(金)にお亡くなりなった(享年70歳)。」とのことです。
宮内淳さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
私は、俳優・宮内淳さんのファンなので、哀悼の意味を込め、
このブログを書かせて頂きたく存じます。
私は現在、千葉県在住です。
地元には、『千葉テレビ』と言うローカルテレビ局の放送があります。
この中で、あの刑事ドラマの金字塔『太陽にほえろ!』が昨年まで再放送されておりました。
しかも、毎週金曜日の夜8時に再放送されていたんです。
そうです!
かつて、日本テレビで本放送されていた時と全く同じ
『金曜の夜8時』の再放送だったんです!!
調べてみると…
この再放送が始まったのが、
2011年4月からのことだそうです。
週一回、かつての本放送時間である毎週金曜20:00 - 20:55で、第1話からボン刑事殉職(363話)まで、実に長きにわたり再放送されていたことになります…
もっとも、この再放送自体に私が気付いたのは、ほんの2~3年前のことでした…
既に、太陽―!のファンであった私は、ほとんどの回を、以前からの幾多の再放送で視聴しておりましたが…
この再放送に気付いてからは、特に重要な回、好きな回などは、録画してよく見ておりました…
もちろん、新人刑事の登場回や殉職回をはじめ、
私自身は『スコッチ刑事(沖雅也)』が、カッコいいなあ~と思っていたので、
この回は特に楽しみにチェックしておりました…
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☀虫の知らせ?…
そんな長きにわたる再放送も昨年「2019年2月のボン殉職回」にて、終了となってしまいました…
当然、その時、ボンの最期も見届けたのです…
もう、何度となく、観てきた回なのですが…
やっぱりファンなので…
何度でも、観ては涙して…。
それが、去年の話です…
そして、その時録画した、この「ボン殉職回」は、
未だに私のHDレコーダー(ディーガ)に録画されたままになっております…
一年以上、そのままだったのですが…
今年の8月終わりか?9月の初め頃か?…
なぜかしらふと、
なんだか、このボン殉職回が、妙に気になり…
「久しぶりに、もう一度観てみようかなあ~」
と思ったのでした…
実際には、何度も観ている回なので…
その時は観なかったのですが…
なんとっ!!
…虫の知らせとはこのことなのでしょうか?!!
偶然とは本当におそろしいものです…
太陽にほえろ!ボン刑事=宮内淳さん死去
と言うニュースが9月6日に飛び込んできたのです!!
ファンとしては、唖然、愕然でした…
8月14日の金曜日にお亡くなりになっており、発表がこの9月6日だったようです…
まずは改めまして、宮内淳さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
さて、偶然にも、何かに引きつけられるように
ボン刑事のことを思い巡らせた…からには、
一ファンとしまして、
ボン刑事=宮内淳氏に哀悼の意を捧げるべく、
このブログを書かせていただく存じます…
☀『13日金曜日 ボン最期の日』
『太陽にほえろ!』は、言うまでもなく、今となっては伝説と言えるほどのテレビ刑事ドラマです…
その歴史に関しては、
『ウィキペディア』などにも、詳細に書かれております…
詳しくはそちらをご覧になっていただくとしまして…
私は、個人的に私見として、
太陽ー!の歴史を振り返ってみたいと思います。
奇しくも…昨年2019年3月には、
太陽―!新人刑事第一号の「早見淳刑事=マカロニ」を演じた萩原健一さんがお亡くなりになりました。
その時も、私は誠に僭越(せんえつ)ながら
追悼の意味でブログを書かせていただきました…
その一年半後に、
また、このような記事を書いていただく事になろうとは…
しかも…
新人刑事第一号の早見淳刑事=マカロニの殉職回のタイトルは…
『13日の金曜日 マカロニ死す』(第52話、1973年7月13日本放送)でした。
そして…
4代目の新人刑事、田口良=ボンの殉職回のタイトルは…なんと…
『13日金曜日 ボン最期の日』(第363話、1979年7月13日本放送)…
…これを偶然と言わずして、何と言えば良いのでしょうか…
☀歴代新人刑事の名前の法則…
しかも…その名前…
太陽ー!では、暗黙の了解(?)があります。
それは、新人刑事の名前です。
初期の頃は、必ず名前が「ジュン」とつくのです。
・新人第一号=早見淳刑事=マカロニ(萩原健一)
・3代目=三上順=テキサス(勝野洋)
そして、ココで問題(?)が生じました…
(有名な話ではありますが…)
本来、登場から一年で殉職する予定だったテキサス刑事の時です。
ファンの投書が殺到したのです…
「テキサスを殺さないで!!」と…
当時、マカロニ、ジーパンと一年ごとに殉職したため、
3人目も殉職か?…とは、誰しもが想像できます。
そこに、テキサス人気、勝野洋氏の人気が相まって、
ファンからの投書が殺到した…というのが、伝説になっているそうです…
そこで、当時の制作スタッフが出した結論は…
「3代目と4代目の同居」でした。
すなわち、
3代目が殉職した後、入れ替わりで4代目の登場ではなく…
3代目と4代目の共演(共存共栄?)と言うものだったのです。
その時に、名前が問題になりました…
4代目にも「ジュン」とつけたいのですが、
3代目のテキサスがいるため…ジュンとつけられません…
そこで、4代目にして初めて違う名前「田口良(タグチ リョウ)」となったのです。
ところが、話はそこで終わりません…
せめても…と言う事で…
「ジュン」と言う名前は…宮内氏の芸名として使われることになったのです!
そう!「宮内淳」…これが宮内氏の芸名となったのです…(本名:宮内 博史=ひろし)
そうです!この淳(ジュン)という漢字は…マカロニの淳ですよね!…
…それを考えると…
このマカロニ、ボンの記事をこうやって書かせて頂いていることは
何という偶然なんだろう…とある意味、非常に「責任」みたいなモノを感じております…
☀『ボン殉職回』での、私の長年のナゾ…
さて、チョット話はそれますが…
太陽ー!のファンは、結構、気付いてらっしゃる方が多いのですが…
と言うより、あまりに有名な話ですが…
ボスこと、石原裕次郎さんは、
ロレックスのGMTマスターを個人的に愛用されていたようです。
もっとも、このクラスの国民的スターになると
他にもたくさんの高級腕時計を所有されていたようですが…
太陽ー!の撮影では、
ご自分の時計をはめたまま、
ボスを演じていたそうです。
よって、劇中には、かなり裕次郎氏のロレックスGMTマスターが
頻繁に映し出されることになります…
しかも!!
裕次郎氏は、派手好き(?)なのか
同じGMTマスターでも、ベゼルが「赤と青」のツートンカラーの
通称「ペプシ」と言われる、最も人気の高い部類のGMTマスターをつけておりました。
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しかも、左ではなく、
利き手の右腕につけているんですよね…
よって、劇中では、この腕時計が目立つことと言ったら!
…腕時計マニア(?)の私でなくても、
きっと誰の目にも、とまったのではないでしょうか?
…ところが!
この、ボンの殉職回の時は…
なんと、いつもと腕時計が違っているんです!!
ちょっと、何の時計か?までは分かりませんでしたが…
黒革のバンドの腕時計なんです!!
しかも、金無垢(?)の!、
ネットで「石原裕次郎 腕時計」と検索すると…
以下の写真が出てきました…
(失礼して…そのまま拝借いたします…まずかったら連絡をお願いします…)
以上、すべて裕次郎氏の所有腕時計コレクションだそうです…
…そして!
ありました!!
おそらく、ボン殉職回ではめていたのは…
写真の一番左の「黒革バンド・金無垢」の時計だと思われます…
(当然、真ん中にある「ペプシ」が通常の太陽ー!ではめていたものでしょうか…)
さて、あらためて、私の長年の疑問です…
①この時計は何??
②なぜ、ボン殉職回の時は、いつものGMTマスター「ペプシ」ではなく、
他の時計をつけていたのか??
以上、もし、おわかりの方がいらっしゃいましたら、是非とも教えて頂ければ幸いです!!
よろしくお願い申し上げます。(SNSか、ブログのお問い合わせボタンからお願いします!!)
☀『太陽にほえろ!』…その後の逸話
…ちなみに…
オマケのお話をもう一つ…
ボン殉職後に登場した
新人刑事の名前は…五代潤(ごだいじゅん)と言います。
なんとっ!…そのまんまですね!
…五代目のジュン…
劇中では、正式には4代目のジュンになりますが…
宮内淳氏を4代目のジュンとカウントしているのは明らかですね…
その五代潤刑事のあだ名は「スニーカー」、
俳優・山下真司さんが演じました。
ストーリーとしては
ボンからスニーカーを譲り受けたので「スニーカー」だそうです。
このスニーカーは殉職はせず、退職をして七曲署を去ります。
亡くなった妹の遺志を継ぎ、海の牧場をつくるため沖縄に帰郷…と言う設定です。
後年、山下氏は「絶対、太陽ー!に復活できると思ってたのに…そのために殉職しなかったんだと思ってたのに…」とバラエティー番組で語っているのをみたことがあります。
…確かに、実際の劇中で、スニーカー刑事が復活することはありませんでした…
(ゲストはあり…)
ところが…
殉職しなかったことが、後々、面白い話に展開していくのです…
劇中では復活はしなかったスニーカーですが…
なんと!
別番組で五代潤刑事が復活を遂げるのです…
なんと、そのまんまの「五代潤」の名で刑事役として出演、
その後のケータイ刑事シリーズにも、そのまま出演し続けたのでした。
所々に、太陽ー!のパロディもあり、ファンとしては、結構、笑ってみた記憶があります…
そこら辺をウィキペディアでみると、『銭形愛』の第1話では下川辰平も「野崎太郎」で出演し、最後の「長さん」を演じた…のだそうです(さすがウィキペディア!!)。
☀ファイト!一発!…リポビタンD…
さて、話は太陽―!の話に戻ります…
この、「テキサスとボン」のコンビ時代の太陽ー!は、
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの人気、視聴率だったそうです…
ウィキペディアによれば、「絶頂期」と表現されております。
その証拠に
あの有名なコマーシャル!!
「ファイト!一発!リポビタンD」
は、この「テキサスとボン」、
すなわち勝野洋氏と宮内淳氏のコンビから始まったのです!!
その後、勝野氏を中心に、どれくらい長きにわたり放送されていたことでしょう!
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☀絶頂期の視聴率…
また、視聴率でも、「テキサス殉職回」が一番の視聴率だったようです。
ウィキペディアでは…
・最高視聴率:40.0パーセント(第364話「スニーカー刑事登場!」〈1979年7月20日放映〉)⇒これは『熱中時代』(先生編第1シリーズ)最終回(1979年3月30日放映)、『家政婦のミタ』最終回(2011年12月21日放映)と並ぶ、日本テレビの歴代ドラマの最高視聴率。
・テキサス殉職の回の視聴率は42.5%。
(ビデオリサーチ調べ。関東地区。)
とのことです。
以上、ボンの時代が、
太陽―!において、どれだけ人気であったか…
が伺えます。
実際に、ボンはあまりに人気のため
テキサスの時と同様に
ファンの延命希望の手紙が殺到し、
殉職が半年間延期されたそうです。
逆に、そのあおりを受けて、
スニーカーこと山下真司氏は、半年間も待つ羽目(待機)になったのだそうです。
スニーカー登場(364話)の最高視聴率40%は、
ボンがどれだけ人気があったかの証拠と言えましょう…
それだけ人気のあったボンの次の新人に、視聴者の皆が期待した!
…と言う事だと思われます…
⇒このブログは#195・後編に続きます⇒
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