⇒当ブログ#143からの続き
1, 前作ゴレンジャーと違うものを!!…
…と言う意図があったかどうか?
しかし、作品を観るかぎり…そう感じます。
(…そこらへんをウィキペディアで調べてみると…やはり制作側には、多分にその意図があったようです…)
結果として、これが最大の原因(敗因)だったのではないでしょうか??
…大ヒット作「ゴレンジャー」の二番煎じでは無く…
もっとスゴイものを!その意気込みなのか?
もしくは、そのプレッシャーなのか?
いずれにしても…「戦隊もの」である点以外は、ことごとく前作と違うものを!
と言う意図が感じられます。
もっと「良い物は良い」として踏襲(とうしゅう)すれば良かったのではないでしょうか?
たとえ二番煎じと言われようが…
では、実際に何が違っていたのでしょうか??
何を変えなければ良かったのでしょうか?
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2, 「色」こそ命?!
(…これは私の私見と言われてしまうかもしれませんが)
…ゴレンジャーと違っている点は、多々あるのですが…
最も違うのが「色分け」の脱却、はたまた軽視?
いやいやちゃんと、キャラクターは色分けされているでしょう!
…と皆様はおっしゃることと思います。
…この点をウィキペディアでみると、
一応、「色わけは踏襲しつつ、トランプをモチーフに…」と書いてあります。
しかし!
当時、リアルに作品を観ていた鹿石少年としては…
制作側が感じているほど、
全く色分けなど感じませんでした…
制作側の意図が当時の少年達には届かなかった…
と言う事ではないでしょうか?
もちろん、ちゃんとキャラクター達は色分けされているのは子供でも分かりますが…
「ゴレンジャーほど、色分けのわかりやすさがない!」
と言ったら良いでしょうか?
なぜか??
…単純にキャラクターの名前に色が入ってなかったから??かもしれません…!!
簡単なことですが…この「わかりやすさ!!」
…これが子供には非常に重要な要素なのではないでしょうか?
…とにかく、当時、リアルにみていた鹿石少年には
色よりはトランプのイメージ…
さらにそれよりは…暗い!!イメージしかありません…
(この点については次項で…)
…ゴレンジャーは色で分けたので…ゴレンジャー最大の特徴である「色分け」の他に何かあるかなあ??
…悩んだあげく……ジャッカーは「トランプ」で!
色わけはしつつも、トランプのイメージを前面に押し出す?!!
…となったかどうかは定かではないですが?…
結論からすると、この色分けを外すことになった(軽視した??)ことが、最も良くなかったのではないでしょうか?
だって…現在のスーパー戦隊シリーズを見てください!!
色分けだけは、絶対していますよね??
これは、特に小さな子供には必要不可欠な要素だと思います。
もっとわかりやすく言えば…
色の重要性に気付く=キャラクターの名前に色が入るか?
と言う単純な話なんです…たったそれだけの違いが!!
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…おそらくは…これも私の私見ですが…
「色」っていうのが、子供だけで無く「人間に訴えかける影響力が大きい」のではないでしょうか?!
大人になっても…あらゆるところで色って、けっこうこだわるじゃないですか?重要ですよねえ?!色って!!
「色が人にあたえる影響力の大きさ!」
これを、外してしまったことが最大の敗因ではなかったでしょうか??
…素直に、そこだけは外さずに、もっと全面押しで踏襲すれば良かったかもしれません!!
…実はこの色の重要性に気付いていない??(=名前に色が入っていない)傾向は、戦隊シリーズ初期にしばらく見て取れます…
第3作「バトルフィーバーJ」は…国別(明確な色分けは無し)
第4作「デンジマン」でやっと、色別全面押しに戻ったか!と思いきや…
第5作「サンバルカン」…戦闘服自体は明確な色分けはあるものの…名前は「動物分け+陸海空」…
第6作「ゴーグルⅤファイブ」以降~やっと、素直に色分けが定着したように感じます…
色の重要性、影響力の強さに気がついたのか?
…それとも単にネタ切れなのか??
いずれにしても、結果的に色分けが定着してからは(キャラクター名に色が入ってからは)、安定した戦隊シリーズになった!…と言えるのではないでしょうか?
ジャッカー電撃隊も、トランプ分けももちろんよいのですが、現在のように素直に「色分け+トランプ」にすれば良かったかもしれません…
・スペードエース
・ダイヤジャック
・ハートクイーン
・クローバーキング
…素晴らしい名前だとは思いますが…
…例えば、現在だったらきっとこんな感じにするのではないでしょうか??
⇒スペードレッド
⇒ダイヤブルー
⇒ハートピンク
⇒クローバーグリーン
これだったら、もっと低学年・年少さんにもわかりやすかったかも??
以上、皆様はいかがお考えでしょうか?(笑)
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3, 暗い!!…
とにかく「暗い」…ストーリーが暗い!シリアス路線!大人びている?!
…ウィキペディアをはじめ、多くの評論では、これが最大の原因(敗因)とされているようです。これには、私も賛成の意見です。
…ゴレンジャーを「明・陽」と例えるならば
ジャッカー電撃隊は「暗・陰」…と表現できるのではないでしょうか?
…当時、小学校2年生だった私は、率直に暗いなあ~と感じていました…
結果、あまり面白いと感じることが出来ませんでした…
…ウィキペディアで調べてみると、当時の制作もそこは意識して、シリアス路線に突き進んでいたようです。「刑事ドラマを意識して…」などと書いてあったりしますので…
大人が観ると、面白いのかもしれませんが…
…はやり子供には…単純に分かりづらい、それこそ大人びている…
そのストーリー性が、当時の子供には分かりづらかったものと思われます…
そもそも、
「ゴレンジャー」=強化服
に対し
「ジャッカー電撃隊」=サイボーグ!!
…劇中には、「体内は機械!」みたいなリアルなシーン(子供心にも、ある意味、不気味?)も映し出されていたように記憶しております…
「サイボーグ=人間ではない悲運?=悲しみ=暗い影…」
と言う事でしょうか?
実際に、主題歌自体に
この暗い影…が表現されちゃっております…
以下、要約して引用いたしますと…
「…燃える闘志と悲しみは
冷たく固いメカの中…
誰も知らない、俺たちの
これが秘密の切り札さ
ジャッカー、4人のサイボーグ…」
…って、暗い!
と言うか、何か、悲しくなっちゃう?
…哀愁(あいしゅう)が漂(ただよい)いまくりですよね…
これが、子供番組のオープニング主題歌ですから…
この主題歌一つとってみても、
やはり、このシリアス路線…
これが、当時の子供には分かりづらかった?!
…これは明らかであり、私もそう感じざるを得ません…
多くの評論が、この点を指摘しているように、
この「暗さ」…こそ最大の敗因かもしれません…
(鹿石自身は…上述の「色」だと思っているんですけど!!…笑…)
⇒結論として…
子供番組は「明るくて、分かりやすいもの」の方が向いている…
と言う事だと思います。
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以上、ちょっと長くなりました…
まだまだ続きますので、この続きは次回でよろしいでしょうか?
…本日もお付き合い誠にありがとうございました!!
…ダイエットと発毛の鹿石八千代でした…