イチロー選手の引退があまりにショックで…
そんな中…また、私の中のヒーローが…
往年のテレビ刑事ドラマの金字塔『太陽にほえろ!』…
その、新人刑事第一号マカロニを演じたショーケンこと俳優の萩原健一さんが2019年3月26日お亡くなりになられて…
…今は、こころよりご冥福を祈るばかりである…
今でこそ、『太陽にほえろ!』のファンを公言し、
当ブログにも、多々引用してきた…
チョット古いので…どれだけの方がご存じか?…などお構いなしに…
一方的に、おしつけがましく、書き綴ってきた…
…分かる人がいても、いなくても、鹿石がファンなので、それでいいかな…とか思いながら…
…いつの時代でも…ヒットするにはそれなりの理由がある。
後から考察するから、ヒットの理由も解明できるわけだが、
ヒットする前=やる前から、それが当たるか?どうか?など、
到底わかろうはずもない!
…やる前から、分かれば、苦労はしない!!
今回は、マカロニこと萩原健一さんの追悼の意を込め、
鹿石なりに、この『太陽にほえろ!』を考察したい。
なぜ、これほどまでに、ヒットしたのか?
そして、なぜ「最初にショーケンがいなかったら、ここまでヒットはしなかった!」…と世間で言われているのか?
…などを、考察していきたい。
これは、単に、『太陽にほえろ!』の考察にとどまらず、
「物事がヒットするためには、何が必要か?」と言う事にも通じるのではないか?
…とおこがましくも、多少、思っている…
…そもそも『太陽にほえろ!』と言う番組は、
おそらく、皆様が考えている以上にヒットしたと思われる…
…その証拠に…
幾多のヒットドラマがあるが…
未だにスカパーで絶えることなく、再放送をし続けられている!!
この点だけでも、すごい!!と言って良いであろう…
ちょっと前までは…鹿石の住んでいる千葉県では
・スカパー「ファミリー劇場」
・スカパー「日テレプラス」
・千葉テレビ
と、
週に3回も(3局で)『太陽にほえろ!』の再放送を視聴できたのである。
現在でも、「ファミリー劇場」で放送中であり…
なんと、事もあろうか「マカロニ刑事編」が再放送されているのである!!
…これを奇遇と言わずして、何と言うべきか…
さて、よくご存知でない方は
「3局で同時に再放送?…そんなことあるの?できるの?」
…と疑問をお持ちになるであろう…
なぜ、そんなことが可能なのか?
…それは、14年以上にわたり放送され続け、全718回(パート2含めると730回)もあるからできること!…なのである…
…正に、『太陽にほえろ!』の人気のすごさは、これにつきるのではないだろうか…
実際、週3回も再放送されながら、どの局もちゃんと、話数がかぶらないように、
上手いこと再放送されていた。
週3回みても、それぞれの時代背景、流行の役者さん達…
など、飽きることなく、楽しめたのである…
…では、そもそも、なぜ14年以上700回以上も続いたのか??
…いろいろ理由はあるであろう…
鹿石個人は、…その一因として…
最初のマカロニの存在が大きかった!!…と言わざるを得ないと感じている!!
マカロニを演じたショーケンの性格?が大きかったとも感じている!!
…なぜか??
『太陽にほえろ!』の最大の特徴である
=『殉職』…これを確立したのが、他ならぬマカロニだからである!
「ヒーローの殉職」と言う道を開拓した人こそ、
マカロニ=ショーケンなのである!!
元々、石原裕次郎をメインに、そうそうたる役者陣で開始され、期待通りに高人気・高視聴率を得た『太陽にほえろ!』である。
ただでさえ当たった!(言い方は悪いが…)人気番組が、この『殉職』という手法で、その人気に拍車がかかり、不動の存在になったのである。
さらに、この『殉職』と言う手法で、後に延々と番組を続けることが可能になった…とも言えるのである!!
…一時的な高人気だけでなく、後々、延々と続けることが可能になった点が、正に画期的と言って良いであろう!
…わかりやすく言えば…
…同じ番組中で、ヒーローの交代が可能になった!!
…と言った方が良いかもしれない!
…ヒーローが変わっても、いや、ヒーローが絶頂の時に交代するからこそ番組は好調を維持したまま、さらなる人気を得て続いていく事が可能!
…なんと、スゴイことであろうか!!
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この「殉職」と言う手法は、後に、『太陽にほえろ!』だけでなく、幾多の刑事ドラマで多々まねされるようになったのは、言わずもがなである。
…しかしながら、これをまねた幾多の刑事ドラマは
パイオニアである『太陽にほえろ!』には、かなわず、結局、最終回を迎えることが多かったように思う。…殉職をしても『太陽にほえろ!』のマネじゃん…とか揶揄されることも多かったかもしれない…
もちろん、『殉職』だけで、番組が成り立つわけもなく…
『太陽にほえろ!』がこれだけ続いたのには、一つだけではなく、幾多の理由があると思われる。
…そのなかでも、最も大きい一因が『殉職』であることは間違いが無く、
その『殉職』を初めてしたのがマカロニ=ショーケンであることも間違いが無い。
これにより
番組『太陽にほえろ!』も、当の『ショーケン』も俳優として
確固たる揺るぎない地位を築いたことは、誰もが認めざるを得ないことであり、
揺るぎない事実である。
本日のまとめ…
物事がヒットするには…
「一つだけでなく、いくつかの要素が重なっていることが多い。
ただし、【これは絶対!=核】と言うべきモノこそは、必要であり…
それは、今までに前例の無い=正に【パイオニアと言うべきモノ】が必要である」と思われる…
今回の『太陽にほえろ!』で言えば…
核=『殉職』=『マカロニ』=『太陽にほえろ!』=パイオニア
…と言う事になろうか…
…ちなみに…マカロニが殉職した回のタイトルは
「13日の金曜日、マカロニ死す」…であった。(1973年7月13日・金曜日 本放送)
あの有名な映画の『13日の金曜日』は、1980年にアメリかで公開された。それより遡(さかのぼ)ること7年も前にこのタイトルを使っているとは!!…何という先賢の目であろうか!…正にパイオニア精神のなせる技だったのかもしれない…
マカロニ(萩原健一)、ジーパン(松田優作)、スコッチ(沖雅也)、ブルース(又野誠治)、トシさん(地井武男)、長さん(下川辰平)そしてボス(石原裕次郎)…天国で安らかに…
注)文章中、敬称を略しております。ご了承下さい。
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